【現役合格戦略会議】にようこそ!!ここでは、河合塾マナビス彦根駅前校のAssistant Adviserが,現役合格するために他では得られないような稀少な情報を提供していきます。ここでの情報をフル活用して、見事に現役合格を勝ち取ってください!!
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こんにちは。Assistant Adviser 吉田です。
今回は、前回に引き続いた内容になる。 今回は、 もし、あなたが国公立大学(理系)を目指して、 4月1日から受験勉強をスタートさせた場合、 2470時間をどのように有効活用するか? 国公立大学(理系)の場合、 二次試験で数学Ⅲ・Cまでの能力が要求される。 さらに、理科も二次試験で化学と物理というように 2科目も勉強しなければならない。 受験勉強が必要となる科目を整理すると、 ・センター試験 英語 数学Ⅰ・A 数学Ⅱ・B 現代文 古文 漢文 化学Ⅰ 物理Ⅰ 地理 ・二次試験 英語 数学Ⅰ・A、数学Ⅱ・B、数学Ⅲ・C 化学Ⅰ、化学Ⅱ 物理Ⅰ、物理Ⅱ となる。センター試験は5教科9科目の勉強が必要になる。 ここで、受験生のよくある質問に答えておく。 高校入試では、英語、数学、国語、理科、社会のように5教科で 受験を考えるのが一般的で、しかも適切である。 しかし、大学受験ではそのように考えると 時間の計算を誤ることになる。 例えば、国語の場合、現代文をマスターするのと 同程度、もしくはそれ以上に古文にも時間が必要である。 数学や理科についても同じである。 なので、時間分配を計算する際には、 5教科ではなく、9科目でシミュレーションすべきである。 話が横道にそれたので、もとに戻す。 2470時間を9教科にどのように分配するか? 私が浪人して4月の説明で受けたアドバイスを引用すると、 このような時間分配になる。 英語(センター+二次試験) 400時間 数学(センター+二次試験) 500時間 現代文(センターのみ) 200時間 古文(センターのみ) 250時間 漢文(センターのみ) 150時間 化学(センター+二次試験) 350時間 物理(センター+二次試験) 350時間 地理(センターのみ) 200時間 センター試験のみ対策すればよい科目に比べて、 二次試験まで必要な科目の勉強時間を多く必要とする。 二次試験では、センター試験のように 表面的な基礎知識だけでは太刀打ちできないからである。 ここまでの説明でも、実感が湧かなくて当然である。 これをさらに細かく見ていくと、 200時間や500時間という勉強時間が あまり多くはないことに気づかされる。 仮に、数学Ⅰ・A~Ⅲ・Cまでをマナビスで学習したときに その問題を完全に習得するために必要な時間はどれくらいなのだろうか。 受講講座が、オーソドックスなタイプで ・総合数学Ⅰ・A・Ⅱ・B(レベル4) ・総合数学Ⅲ・C(レベル3・4) である。 1講あたりで、 ・基本例題→4問(1問あたり20分で理解できるとする。) ・演習問題→3問(1問あたり30分で理解できるとする。) の問題が用意されている。 よって、1講あたり2.83時間が必要となる。 テキスト2冊(40講)を1周するために、 2.83時間×40講=113.2時間 が必要となる。 ちなみに40講で、280題を習得することになる。 しかし、テキストを1周しただけで模試で解けるようになる受験生など ほとんどいない。 なぜなら、人間の頭はそこまでよくはできていないからだ。 これは、みなさんも実感しているのではないか? 同じ問題を何回か繰り返さなければ、 自力で解けるようにならないと。 背水の陣で勉強している浪人生は 平均して4周はテキストを繰り返させられる。 復習するたびに、1講を理解する時間は短くなる。 では、テキスト2冊を4周するためには, 2周目 113.2時間×0.7=79時間 3周目 79時間×0.7=55時間 4周目 55時間×0.7=38時間 つまり,テキスト2冊を4周するためには, 113時間+79時間+55時間+38時間=285時間 ここまでは「基礎固め」に必要な時間である。 この勉強時間に過去問題で演習する時間を 付け加える必要がある。 「解く→解説を見て理解する」 というサイクルで、 過去問を10年分取り組むとする. センターⅠ・A,Ⅱ・Bに関しては、 「解く(60分)→解説を見て理解する(60分)」(合計2時間) これくらいの時間は必要である。 Ⅰ・AとⅡ・Bの2科目を10年分演習するには、 2時間×2科目×10年分=40時間 さらに、 二次試験の記述試験の過去問題を10年分取り組んむ必要がある。 「解く(90分)→解説を見て理解する(90分)」 合計で3時間必要である。 よって、 3時間×10年分=30時間 以上より、数学の受験対策に必要な時間の標準は、 285時間+40時間+30時間=355時間 とシミュレーションできる。 355時間であれば、 さきほど述べた500時間内に収まる。 ただ、現実はそこまで上手くはいかないので 355時間よりも余分に時間が必要となる。 集中力が高い日もあれば低い日もあるから。 なので、4月から国公立大学を目指す方は 430時間くらいで過去問まで解ききれる分量で 計画を立てることをお薦めする。 二次試験で英語、数学、化学,、物理の4科目が必要な場合、 これらの科目は、数学の355時間と同等の勉強時間が必要になる。 よって、 355時間×4科目=1420時間 になる。 なので、他の科目の 国語(現代文、古文、漢文)、地理の5科目を センター対策するために残る時間は、 2470時間-1420時間=1050時間 になる. これを4科目に均等に振り分けると、 1050時間÷4科目=263時間 と計算される。 センター試験の各科目に250時間以上も 残せるとなれば、かなり安心できる。 ここまではあくまで「理想」・・・ 2470時間という時間感覚は 実感が湧いただろうか? ここまで説明してきた内容を聞くと、 十分に間に合うように聞こえる。 ただ、みなさんも自分の普段の生活を 思い起こしてみて欲しい。 2470時間を確保するためには ・平日に学校から帰って8時間も勉強しなければならない ・土・日は朝から夜まで15時間も勉強しなければならない これらの2点を12月31日まで やり続けることができればの話である。 6月はまだ受験について 右も左も分からない状態なので、 「毎日8時間は勉強しよう!!」 と言われても、 「まだ10ヶ月もあるしなぁ」 とのんびりと構えてしまうものだ。 人間とはそのような生き物だと思う。 時間のなさが実感できる9月、10月になって 初めて1日8時間勉強できるようになる。 6月からそれが実現できる受験生は 相当の意志の強さの持ち主である。 今回、みなさんに伝えたかったのは 別に「焦れ!!」と言いたかったのではない。 人間、他人に「焦れ!!」と言われても動かない。 自分が問題意識を持たない限り、自発的には動けないのである。 ただ、1点だけお伝えしたかったのは、 このような時間管理能力を養うことも 受験では必要だと言うことである。 一昔前までは、ただ塾に行けば とくに受験で大怪我をすることもなかった。 それは、受験生が時間を意識していなかったからだ。 目の前の問題を一心不乱に解く。 そんな根性論で受験は語られていた。 しかし、世の中が「効率化」をテーマに動き始めて もう長くなる。 トヨタ自動車という日本発の世界No.1企業をはじめ、 世界中の企業が「いかに効率的に仕事をするか?」を テーマにかかげるようになっている。 その多少なりとも流れを受けて、 受験生の中にも 「効率化」を意識する者が年々増えている。 その中で、未だに根性論で語る人もいる。 典型例が学校の先生ではないだろうか? 問題集を次から次へと生徒に渡して 「とにかく問題を解くことが重要だから」 と言って、やらせる。 果たして、学校の授業を十分に消化しきっている生徒が 何人いるだろうか? 多くの生徒が消化不良で、諦めモードなのではないだろうか? 実は、あきらめている生徒の方が、 時代の流れの中では「正解者」なのであると私は思う。 無作為にただ問題を解けば、 確実に合格できる時代は終焉を迎えている。 みなさんも、今一度自分の勉強方法を見直してみてはいかがだろうか? そして、目の前に与えられたものを 全て食べようとするのではなく、 自分が消化できる最適な分量だけ口にして、 それ以外は捨てる。 そして、口にしたものは じっくり味わって吸収する。 そのようにして体内に取り込んだものは 吸収率、つまり効率がいいのである。 どの食材が、良質かどうかの 選球眼はこのサイトを通じて学べるように これからも役立つ情報を提供していきたい。 以上 河合塾彦根駅前校 Assistatn Adviser 吉田新太 Powered by NINJA TOOLS
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